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アルコール依存症と共依存について
アルコール依存症の治療を妨げるものとして、共依存関係というものがあるのをご存知でしょうか。
共依存関係とは、例えば夫婦や親子などの関係において、お互い依存し合う関係です。
よくドメスティックバイオレンスの場面でも出てきますが、通常は暴力を振るわれ続けたら、我慢できなくなって家を出ていくことになると思われがちですが、お互いが依存関係にありますと、どんなひどい仕打ちをされていてもそこから逃れることができません。
アルコール依存症の場合も同様に、アルコール依存症になった夫に対して、妻の立場としては、本当はアルコールから遠ざけなければなりません。アルコールを摂取しないようにするために、時には厳しい対応をしなくてはいけません。
しかし、夫婦関係などでこれが共依存関係である場合だと、なかなか厳しい対応をすることができません。アルコール依存症患者も結局は甘えてしまって、また飲酒をするということになることが多いのです。
基本的に共依存関係はなかなか経ちきることが難しいと言われています。人の夫婦間の問題でもありますから、他の者が口を出すということも難しい状況です。
しかし、このような共依存関係があるとアルコール依存症から抜け出すことが困難になります。時には別々に暮らして、病気のことをもっと冷静に自分で振り返れるようになる必要性もあります。
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2010年11月02日 | アルコール依存症関連情報 | CM(0) | TB()