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アルコール依存症と入院について
アルコール依存症になって連続飲酒をして、酩酊状態や震え、幻視、などの離脱症状が出た場合は、入院となることが多いです。
基本的に、アルコール依存症になっても本人が自分で診察に積極的にいくなんて言うことはめったにありません。それは前にも言いましたようにアルコール依存症は否認の病でもあるからです。
だいたいにおいて、アルコール依存症で診察に来る時は、家族が無理やりに連れてきたなどの状況であることが多いようです。
ですから、アルコール依存症で入院となる時は、連続飲酒をした後になることがほとんどです。
入院する先は、ほとんど精神科の病院になることが多いです。精神科の病院にはアルコール専門病棟というものがあったりします。
最初は、病状がひどければ保護室などに一時入れられることがあるかもしれませんが、お酒が抜ければ普通の一般病棟に移動するということになると思われます。
入院と聞くと、何か悪いイメージでとらえがちですが、アルコール依存症の方にとって、病棟というのは飲酒をしないでいられる場所でもあります。
外に一歩出れば、飲酒の誘惑はたくさんあります。しかし、入院していれば、とりあえず飲酒をするということはまずありません。
ですから、入院すると言うのは一種のリセットのようなものです。そこで自分で反省する機会にもなります。
逆に入院状態になって初めて、ちょっとずつ自覚をしていくのがアルコール依存症の特徴でもあります。
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2010年10月29日 | アルコール依存症の治療について | CM(0) | TB()