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アルコール依存症の治療はどのように行われるのか
アルコール依存症は、非常に再発率の高い病気の一つです。治療がうまくいっても、また再び入院になるケースは非常に多いです。
一度アルコール依存症になってしまったら、これから一生断酒に励まなければなりません。
しかし、断酒をするには大変な力が必要になってきます。
ですから、アルコール依存症の治療においては、いかにして飲酒をしないで断酒を継続して、日常生活を送っていくことができるかということがポイントになります。
アルコール依存症の治療としては、まず薬物療法が挙げられます。しかし、薬を飲んだからと言って、飲酒欲求がなくなるわけではありません。服薬しているとアルコールを飲んだ際に、気持ちが悪くなったりして、連続飲酒を多少予防できるにすぎません。患者が薬を飲まないで、飲酒をすればたちまち症状は再燃します。
アルコール依存症の治療にとって、このような薬物療法だけでは、完全に治療を補えるわけではないということです。
中には、断酒会と言って自助グループに参加して、みんなで断酒をするというグループもあります。そして何よりも、アルコール依存症の患者さん自身がいかにアルコールが自分にとってマイナス要素であるかということを心の底から実感できるような治療の取り組みが必要になってきます。
しかし、このような治療はなかなか難しいです。10年断酒していたとしても、ちょっとした誘惑で飲酒してしまったら、また振り出しに戻ってしまいます。
薬や周りの支えを得て、断酒を継続すると言うのがポイントであり、一生治療は続くと言う風に考えてもいいかもしれません。
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2010年10月25日 | アルコール依存症の治療について | CM(0) | TB()